渋滞末尾の追突事故はなくならない

高速道路上での渋滞末尾への追突事故はなかなかなくなりません。
被害軽減ブレーキ装着の車も増えたので、追突事故は年々減っているのですが、まったくなくならないというわけではないし、被害軽減ブレーキがあれば絶対に追突事故起こさないということはないです。

渋滞末尾の追突事故で特に大きな問題になるのは、大型車の事故です。
大型車は車体が重いので、事故が大きくなる可能性が高いといえます。
たとえば、2012年7月に、税関職員6名の乗るワンボックスカーが首都高湾岸線で渋滞にはまり、後から来たキャリアカーに追突されたために4名が亡くなる事故が起きました。
この時、被害にあったワンボックスカーは、気の毒なことに前方の大型コンテナ車と追突した上に後続のキャリアカーにも追突されたため、両方に挟まれてひどいつぶれ方だったのです。

一般的な乗用車よりも、このように事故の際、他の車に被害をあたえてしまいがちな大型車に被害軽減ブレーキを装着してほしいと思う人は多いのではないでしょうか。
ボンネットのない大型車のドライバーの死亡率は高いので、当の本人のドライバーもそう思っているはずです。

追突されないためにできること

車両総重量8トン超の大型貨物自動車の被害軽減ブレーキ装着率について、ご紹介します。国交省の資料で見ると、2007年以降、少しずつ伸びてきていて、2012年には54.5%に増えました。
国交省の目標は、2020年にはこの数字を90%にするということです。

しかし、この数字は新車販売のときの装着率で、走っている段階のトラックの装着率とは違います。
大型トラックの寿命が25年くらいですが、何とかこういった装置を付けている車に買い替えてほしいものです。
国交省は運送会社などに装置装着車切り替えのための補助金を導入して買い替え促進を図っています。

高速道路で走っていると、前方での出来事はわかりにくいものです。
そのため、気づいたときはすでに遅かったということになる可能性が高いのでしょう。
何か事前にわかるようなシステムがあればよいものです。

ここで必要なのは、コネクテッド技術ではないでしょうか。
車両同士が通信で教えあいができれば、事故は解回避できるかもしれません。
こうした情報伝達の技術はすでにできていて、反対車線を走る車から後続車両に情報提供ということは、10年くらい前から研究が続いているので、早く実現してほしいものです。

過失割合は最初の車が悪い

複数台が絡む玉突き事故でも他の事故と同様、最初にぶつかった車が100%悪いということです。
直接追突した1台目の車のみならず、2台目、3台目の車へも全面補償をしなければなりません。

しかし、玉突き事故のすべてが加害者100%で被害者0%の過失割合になるわけではないです。
少々の例外はあります。

たとえば、もしも渋滞中に走行していた車があり、その車がブレーキを踏んだために後ろの車がぶつかってしまったという場合はブレーキを踏んだ車の過失です。
また、渋滞で止まっているときに、ハザードランプをつけていないために後ろの車が衝突となれば、ハザードランプを付けなかった車の過失でしょう。
このように、ルールを守ることも大事です。